2017年12月の現在、メキシコペソの為替レートは再び史上最安値の水準に戻されています。その理由は政治スキャンダルです。労働革命党の議員が汚職疑惑で逮捕されたことが嫌気され、対ドルのFXレートが下落しています。
大統領選挙を控えた状況であるだけに今後の展開が気になる現在。少し、個人的予想を交えて実況していきたいと思います。
- 大統領選挙に向けて
- 政治問題は買いの好機
大統領選挙に向けて
先日の記事でも書いた通り、メキシコでは2018年1月に大統領選挙が控えています。現在の一番人気は、労働革命党です。
しかし、今回のスキャンダルは支持率に確実に影響を与えるところでしょう。先行きの見えない展開を市場は嫌気し、売りで応ずる形となりました。
汚職と言えば、既にメキシコ経済とは切っても切り離せない名物と考えられています。前任のメーデ首相が掃討キャンペーンを行ったものの、いまだにアンダーグラウンドでは勢力が健在。新興国リスクの一端として、しばしメキシコペソのFXレートを揺らがす存在となっています。
政治問題は買いの好機
もっとも、個人的な解釈としては政治スキャンダルは買いの好機です。なぜなら、政治スキャンダルは経済に打撃を与えないためです。結果、暴落の後に暴騰という荒々しい値動きが出ることがあります。要は、スキャンダルの下落が仕込み時になるのですね。
このノウハウは他の金融商品でよく知られていて、日本株はもちろんのこと、トルコリラのような新興国通貨でも通用することを経験的に知っています。トランプ大統領が当選した時の暴落と、その後のトランプラリーが典型的なケースでしょうか。
現時点でメキシコペソのFXレートは1ペソ=5.7円です。ここら辺が底と見ますが果たしてどうでしょう。
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