メキシコペソと言えば高い金利が魅力です。では、その高金利から来るFXのスワップポイントはどのようにして決まるのでしょうか。今回はスワップポイントの決まる仕組みを解説したいと思います。

金利通貨と言えども、FX会社によってスワップポイントの金額はまちまちです。特にメキシコペソのような特徴が顕著な通貨ほど、その差が歴然と現れます。そんな場合、今回のお話を知っておくとFX会社選びにプラスに働くかも知れません。

1. スワップポイントは二国間の金利差で決まる
2. FX会社によってスワップポイントが異なる理由
3. FX会社とメキシコペソのスワップポイント一覧

スワップポイントは二国間の金利差で決まる

最初にFXの基礎知識から解説していきましょう。スワップポイントが大元でどのように決まるかという仕組みです。簡潔に言えば、スワップポイントの金額は二国間通貨の金利差に比例します。

2018年の現在で言えば、日本とメキシコの政策金利は7.5％の差があります。そのため、メキシコペソを買い、セットで日本円を売ることでプラスの金利が発生します。大元には、メキシコの銀行金利が日本のそれよりも高いという事情があります。

単純計算で言えば、7.5％の利回りですから10,000ペソなら年間750ペソの利子が付きます。ところが実際にはそうなりません。その理由は、間に仲介業者が多く入っているためです。

例えば、政策金利は7.5％ですが市中の銀行は利益を出すためにそれより低い利回りを設定します。さらにその銀行からお金を借りるFX会社も同様です。間に中抜きが入るため、FXトレーダーの手元に来る頃には利回りは２～３割程度、減価されています。もっとも、それはFXに限らず、外貨預金であっても変わりはありません。

FX会社によってスワップポイントが異なる理由

それでも、FX会社によってはサービスの一環として高いスワップポイントを提供している所もあります。理由は集客効果です。皆さんの中でもいらっしゃる通り、スワップポイントが高ければ高いほど良いというユーザーが多いのです。そのことは、管理人も同意する事項です。

もっとも、FX会社の方では赤字を出している現状もあるようです。例えば、先の例で言えば金利差7.5％から計算される日々のスワップポイントは120円／日です。つまり、どんなFX会社でも仕入れをする際は、それ以上のスワップポイントを払っているはずなのです。ところが、実際にはFX会社のスワップポイントは以下のようになっています。

理由は簡単ですね。冒頭に書いた通り、サービスの一環として高いスワップポイントを出血大サービスで出しているのです。この点、顧客寄りのFX会社として非常に好感が持てます。

まあ、売りポジションのスワップポイントも高く設定される傾向にあるので、売りのトレードをする方には迷惑な話かも知れません。それでも他社にはないサービスを提供している点で、良い差別化を図っているFX会社であると管理人は考えます。

FX会社とメキシコペソのスワップポイント一覧

最後にスワップポイントの実態を見ていきましょう。以下は、読者の方が読んでいる今現在のスワップポイント一覧表です。この表は管理人が更新していて、別のページにも掲載・更新を続けているものです。

ご覧の通り、おそらく上位の会社は出血大サービス中のFX会社です。折角、メキシコペソのような高金利通貨をトレードするなら、こうした優良なブローカーを選びたいものですね。各FX会社の名前の所にはリンクが張ってありますので、興味のある方はPRページも覗いてみてはいかがでしょうか。

興味のある方は、以下の記事もどうぞ。

記事：メキシコペソのFX各社スワップポイント比較表