メキシコペソのFXトレードをするにあたって重要なイベントを解説していきます。2018年4月のイベントカレンダーの紹介です。
2018年4月の主なイベントは消費者物価指数の発表と公定歩合の決定です。公定歩合はいわゆる政策金利のことで、現在7.5%をキープしています。ただ、メキシコ中央銀行の総裁が交代してから金融引き締めを明言しているので、利上げの可能性もあるかも知れません。
- 2018年4月のFXイベント
- 売買するなら後半以降か
2018年4月のFXイベント
最初に2018年4月のイベントカレンダーをご紹介します。メキシコペソに関連するFXイベントを以下の表にまとめました。
今月は主なイベント2つが月初に集中しています。ひとつは消費者物価指数、もうひとつが公定歩合の決定です。
消費者物価指数は、メキシコのインフレ度合いを示す数値です。前年度比と前月度比の2つが発表されます。インフレ度合いを示す数字ですので、メキシコのような新興国にとっては重要視される経済指標です。数字は大きいほどダメな結果である(=インフレが進んでいる)ことを示します。
公定歩合の決定というのは、いわゆる政策金利の発表になります。メキシコでは、前回の中銀会合で7.5%への引き上げが行われました。メキシコ中銀の新総裁はタカ派ですので、今後も金利引き上げの傾向は続くと考えます。もし、利上げとなればメキシコペソのスワップポイントが上昇します。
売買するなら後半以降か
前述の通り、メキシコペソ4月のカレンダーには月初にイベントが集中しています。この点、前半は波乱の展開が予想されます。というのも、アメリカの経済指標も月初に集中する傾向があるためです。正直、あまり安心してトレードできる環境にありません。
足元では、リスクオフの動きが続いています。アメリカが中国に関税引き上げを課し、中国がその報復策としてアメリカに同様の手段を取ったニュースは貿易戦争の一端を垣間見せます。基本的にメキシコペソはリスクオフでは売られる通貨です。月の後半まで値動きを見極めたい所です。
それでも幸先は良いと思います。詳しくは、前回のブログ記事をどうぞ。
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