2017年10月30日にメキシコペソ円(MXN/JPY)がくりっく365に上場しました。初日のスワップポイントは115円(10万通貨)。他社比較の中では、そこそこの金利設定で取引がスタートしました。
くりっく365で取引を行うには、くりっく365に参加するFX会社に専用の口座を用意しなければなりません。このページでは、くりっく365の特徴と取引するための準備を解説したいと思います。
- くりっく365の特徴
- くりっく365に参加するFX会社
- 気になるスワップポイントは
くりっく365の特徴
最初にくりっく365の仕組みを解説します。くりっく365とは東京証券取引所が提供する売買システムの名称です。株式市場と同じように、東京証券取引所において市場参加者がFX通貨を売買する場として提供されています。
システムのイメージは上図の通り。個人投資家や機関投資家を交えて、くりっく365という共通のプラットフォームで売買が行われます。個人投資家の場合は、くりっく365参加FX会社のFX口座を通じて市場にオーダーが出される仕組みです。
こうしたプラットフォームでの売買システムであるため、あくまで参加者同士は対等のお付き合いをする関係にあります。これは売り/買いのポジションにおいても同様です。くりっく365のFX通貨は、売りと買いでスワップポイントの金額に差がありません。
- くりっく365のスワップポイントは売り・買いで金額に差がない
- 多くの参加者が集まるためスプレッドが狭い傾向
- くりっく365参加者の市場オーダーを見ることができる
くりっく365に参加するFX会社
前述の特徴ある、くりっく365で売買を行うには、くりっく365の専用口座が必要になります。この口座は、くりっく365に参加するFX会社・証券会社に申し込めば作ることができます。具体的には以下の通りです。
- 岩井コスモ証券
- インヴァスト証券
- FXブロードネット
- 岡三オンライン証券
- 岡安商事株式会社
- 外為オンライン
- カネツFX証券
- カブドットコム証券
- GMOクリック証券
- 住信SBIネット銀行
- 大和証券
- 日産証券
- 野村證券
- 株式会社フジトミ
- みずほ証券
- 豊商事株式会社
メキシコペソの取引条件は、くりっく365で行う限り各社で差はありません。他の通貨ペアも同様です。強いて言えば、取引ツールや取引画面が違うことでしょうか。
そのため、実際問題としては一般のFXトレードや株式トレードとの絡みにより、くりっく365口座を開く会社も決まることになるでしょう。個人的には株式とFXの両方がトレードできて、株式売買の手数料も安いGMOクリック証券が便利だと思います。
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気になるスワップポイントは
最後に気になるスワップポイントのご紹介。本HPではメキシコペソの各社スワップポイントを随時、調査しています。以下の一覧表は、最新のスワップポイント一覧表です。くりっく365のスワップポイントも含まれます。
※表は随時更新しています。
FX会社 | 買いポジ | 売りポジ | 備考 |
---|---|---|---|
LIGHT FX | 110 | -110 | 低スプレッドでおすすめ |
みんなのFX | 110 | -110 | 取引単位:1,000通貨 |
マネーパートナーズ | 110 | -140 | 取引単位:1万通貨 |
GMOクリック証券 | 112 | -112 | くりっく365 |
ヒロセ通商 | 13 | -18 | 取引単位:1万通貨 |
更新日:2019.9.1 |
この表を見ると、どこの取引システムの金利が高いか分かりやすいですね。場合によっては、金利の高いFX会社と安いFX会社で両建てして、差額を受け取るなんて手法(=異業者両建て、スワップアープ)を取ることもできます。この点、売買スワップが同額のくりっく365は異業者両建てに絡みやすいFX口座ですね。
スワップポイント表の詳細については、以下のページも参考にしてください。
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