来ましたペソ高。FOMCで今年の金利見通しが利上げ年2回から0回に引き下げられたことを受け、ドル安となりました。市場がハト派発言と受け止めてドル売りとなったのです。
ドル売りと同時にNYダウも下落。しかし、メキシコペソに対してはリスクオンに傾き、相対的にメキシコペソが買われる方向に動きました。
もっとも、そんな動きもチャートを見ておけば予想できた内容です。今回は、以前からtwitter上で述べてきたメキシコペソの予想基準を解説したいと思います。
Contents
FOMC通過でペソ高ドル安
最初にニュースの解説から。去る3月20日、アメリカではFOMC声明が発表されました。ポイントとなるのは利上げの見通しです。以前から米国では好景気により、度重なる利上げが実施されていました。ところが、今回のFOMCでは今年の利上げ回数ゼロという見通しを発表しました。市場関係者にとってのネガティブサプライズです。
FOMC声明を受けて、NYダウは下落。同じく米ドルも下落の憂き目に遭いました。しかしながら、ドル安の動きを受けて浮上したのがメキシコペソ。順調な新政権による政府運営を背景にリスクオンの動きとなりました。
上記チャートをご覧の通り、ドル対メキシコペソのチャートは下方に推移。メキシコペソが買われているのです。同じく、対円相場でもメキシコペソが買われる動きとなりました。
#メキシコペソ
キタ!ドル売りドル安!対円相場も上昇中! pic.twitter.com/Asv4vSnI54— トルコリラ管理人 (@fxturkishlira) 2019年3月21日
これはメキシコペソホルダーにとって、願ってもいないプレゼントとなりました。もっとも、チャート分析をしておけば事前に分かる素直な値動きであるとも言えます。今回は、そんな分析手法のお話をしたいと思います。
ウェッジパターンからのチャート分析
実はドル対メキシコペソ(USD/MXN)のチャート上では、特徴的な値動きが継続していました。ウェッジパターンと呼ばれるチャートパターンです。以下のチャートに概要を示します。
ウェッジパターンというのは、調整局面を示す値動きです。徐々に高値or安値が切り下がり、下落トレンドと間違えることが多々あります。しかし、あくまで下落は短期的な値動きです。長期的な視点で見ると、調整局面でしかないのです。
ご覧の通り、大局的な視点で見るとドル対メキシコペソのチャートは下方に推移しています。ペソ買いのトレンドです。つまり、短期的な上昇はウェッジパターンの調整局面であり、今後もペソ買いのトレンドが継続するとの見方ができるのです。
実はFOMCの発表前からチャートは調整局面をブレークしていました。そのニュースはTwitterでお伝えしていた通りです。管理人のツイッター垢をフォローしている方は既にご存知のニュースでしたね。
#メキシコペソ
ドルメキシコペソはウェッジパターンで調整中ですね。そろそろ下方にブレークしますかね。 pic.twitter.com/k7PthHu7tY— トルコリラ管理人 (@fxturkishlira) 2019年2月19日
みんなのFXでメキシコペソ円取り扱い開始
最後にFX会社のご案内です。日本ではメキシコペソの取り扱いFX会社があまりありません。そんな中、トレーダーに定評のあるみんなのFXでメキシコペソ円の取り扱いが開始されました。気になるスワップポイントは130円/日が目安です(今後、変動する可能性あり)。
みんなのFXが便利な点は、1,000通貨取引ができる点ですね。非常に少額からFXを始めることができます。毎月の積み立てにも便利。おすすめのFX会社です。
当然ながら、気になるスワップポイントは業界最高水準。以下のページでも紹介していますので、気になる方はご覧あれ。
この記事へのコメントはありません。